2019 5/26 ポケモンシングル大会 三色杯
ルール
https://ameblo.jp/kuropokeb/entry-12415876523.html
参加者毎に抽選で3つずつ割り振られたタイプを最低でも各2回使用しなければならない、ということ。
私の担当タイプがドラゴン/電気/草のため、構築パターンは
①ドラゴン/ドラゴン/電気/電気/草/草
②ドラゴン/ドラゴン/カットロトム/電気/草/自由枠
③アローラナッシー/ドラゴン/電気/電気/草/自由枠
④アローラナッシー/カットロトム/ドラゴン/電気/自由枠/自由枠
の4種類。複合の少ない組み合わせになってしまったものの、各々のタイプ自体は強力なので何とか誤魔化していきたいところ。
対カメさん 獲得タイプ:地面/ノーマル/虫
PT予想
ノーマル:ガルーラorポリゴン2orポリゴンZ
自由枠:鈍足高火力アタッカーorミミッキュ
全然絞れてない。そこそこのスペックがある複合枠のホルードは固いとしても、それ以外の決め打ちは困難だったため、単純に出て来得る中で最も強力そうな組み合わせを対策することに決定。
意識したのは主にカバルドンor霊獣ランドorツボツボ始動からのグロウパンチメガガルーラ、剣舞メガハッサム、ZテクスチャーポリゴンZの積みパターンと、②オニシズクモや自由枠の鈍足アタッカーをポリゴン2のトリックルームから展開してくるパターンの2種で、これらに対して強く動ける壁展開を採用することにした。
使用PT
ジャラランガ@ジャラZ スケイルノイズ/ドレインパンチ/火炎放射/身代わり
ボーマンダ@ナイト 捨て身タックル/竜の舞/羽休め/身代わり
ライコウ@粘土 ボルトチェンジ/吠える/リフレクター/光の壁
カットロトム@オボン ボルトチェンジ/リーフストーム/リフレクター/光の壁
キノガッサ@毒々玉 ローキック/キノコの胞子/ビルドアップ/身代わり
エレキフィールドがキノガッサの足枷になり得るのと、壁張りに併せてグロウパンチやZテクスチャーを撃たれては厄介だったので壁役はコケコでなく吠えるライコウ。ノーマルタイプに強く、防音によってカバルドンの吠えるやポリゴンZの騒ぐをシャットアウトできるジャラランガ。全体的に刺さりが良く、積み展開の天敵であるミミッキュを不意に出された場合でも対応できるアイアンヘッド搭載メガギャラドス。そして鈍足相手に滅法強いポイズンヒールビルドガッサを添えて完成。他2体はよっぽど予想外の事が起こらない限り出すつもりのない数合わせ。
カメさんのPT
ホルード/ポリゴン2/ツチニン/ミノマダム(地)/メタグロス/ズルズキン
お互いの選出
積みでもトリックルームでもないPTだったものの、ライコウの壁からギャラドスを安全に展開することができ、そのまま全抜きして勝利。
対アンノットさん 獲得タイプ:飛行/悪/格闘
PT予想
悪:ゲッコウガ/ズルズキン(複合)orバンギラスorワルビアル
何は無くとも、私の獲得タイプの中でも特に強力なポケモンであるメガボーマンダとカプ・コケコは間違いなく厚めに対策してくるだろうから、そこに照準を絞ってカウンターを狙う事からスタートした。
飛行枠はマンダに対して後投げしやすいテッカグヤ、ステルスロック撒きまで任せたいならゴツゴツメット霊ランドのどちらか1体。それに加え、マンダのみならずコケコにも強い霊獣ボルトロスが本線と見る。悪からはコケコと1舞後のマンダを同時に対処できるスカーフゲッコウガの可能性が高いと予測。もう1匹は自由枠のために複合タイプのズルズキンか、ステルスロック撒き用のバンギラスかワルビアルだろう。格闘枠は霊ボルトやテッカグヤに加速バトンを渡して全抜き態勢を整える事の出来るバトン持ちメガバシャーモか、スカーフに頼らずにこちらのポケモンを先手で葬る事の出来るフェローチェのどちらかと睨み、自由枠からは無難に仕事のできそうなフェアリータイプを警戒する事とした。
使用PT
ラティアス@ナイト サイコキネシス/10万ボルト/瞑想/羽休め
ジャラランガ@ジャラZ スケイルノイズ/ドレインパンチ/火炎放射/身代わり
カプ・コケコ@スカーフ 10万ボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/蜻蛉返り
カットロトム@オボン ボルトチェンジ/リーフストーム/リフレクター/光の壁
ナットレイ@混乱実 タネマシンガン/アイアンヘッド/ステルスロック/宿り木の種
想定していた選出はスカーフコケコ+ドラゴンのどちらか+ナットレイ、カバルドンのどちらか。スカーフコケコでゲッコウガを処理し、後ろのポケモンで詰めていくのが基本的なプラン。自由枠はポリゴン2の起用も考えていたものの、PT全体のゲッコウガ耐性を下げる事で確実に選出して欲しかったためにカバルドンとした。他で重めな霊獣ランド、ズルズキン、バンギラスに強めに動かせ、電気の一貫も一応は切ることができる。
アンノットさんのPT
霊獣ランドロス/ギャラドス/ゲッコウガ/バンギラス/フェローチェ/ジャラランガ
お互いの選出
警戒していた霊獣ボルトやテッカグヤが不在で、代わりに全く予想していなかったギャラドスやジャラランガが登板。 当初のプラン通りにスカーフコケコは先発、霊獣ランドに電気技をキャッチされた際の退き先としてカバルドンまでは確定とし、残り1枠はゲッコウガを処理できれば広く動けそうなジャラランガを採用することに。
初手の対面で、恐らくはスカーフだったと思しきゲッコウガに奇襲が成功し、後はスカーフコケコが強く出られるメンバーだったため押し切って勝利。
対クロウさん 獲得タイプ:炎/フェアリー/岩
PT予想
フェアリー:ミミッキュ/カプ・テテフoクチートorカプ・コケコ
自由枠:ポリゴン2
私の獲得タイプに対し、場を整えて舞う事が出来れば全抜きも可能なメガリザードンXとミミッキュはほぼ確定とし、サポート役としてマグカルゴ、バンギラス、ツボツボ、ウツロイドのいずれかを添える形と、ミミッキュかポリゴン2のトリックルームからメガクチートやドサイドンを展開してくる2パターンを想定。要はカメさん戦と同じなので、こちらでも壁展開で抗うことに決定。
使用PT
ボーマンダ@ナイト 恩返し/ドラゴンクロー/瓦割り/羽休め
カプ・コケコ@食べ残し 10万ボルト/毒々/守る/身代わり
カットロトム@オボン ボルトチェンジ/リーフストーム/リフレクター/光の壁
ナットレイ@混乱実 タネマシンガン/アイアンヘッド/ステルスロック/宿り木の種
カプ・レヒレ@氷Z 波乗り/リフレクター/黒い霧/挑発
トリル展開を警戒するならキノガッサは是非ともぶつけたいところだったけれど、ASタスキだとステルスロックやバンギラスの砂にタスキを潰された時が心許なく、かといってポイズンヒール型にするとミミッキュがトリル仕様だった場合に搭載の可能性が高い呪いによって瓦解してしまう。そもそもガッサ自体がクロウさんの獲得タイプ全般に刺さり気味のため、寝言やラム、カプ・コケコなど何かしらの対策は施してくると予想し採用を見送った。
そこで白羽の矢が立ったのがカプ・レヒレ。(ドラゴンや電気を擁する私にリザードンYを出してくることは考えにくいため)リザードンに非常に強く、挑発とミストフィールドによって相手の展開を封殺でき、リフレクターを張れば広い範囲と殴り合う事が可能。Z黒い霧によって回復と積み展開の阻害まで備えているこのポケモンは今回にうってつけで、レヒレとナットレイのサイクルを中心に据え、隙を見てドラゴンか毒まもコケコで締めていくのを基本戦術として臨んだ。
クロウさんのPT
リザードン/アローラガラガラ/ミミッキュ/メレシー/バンギラス/マンムー
お互いの選出
ドラゴン電気草の全てに有利を取れるマンムーがクロウさんの自由枠として出てきたが、カプ・レヒレの登板は予想外だったようで、全てのポケモンに対してリフレクターレヒレが深く突き刺さっていた。マンダの威嚇を絡めたサイクル戦の中でバンギラスを落とし、脅威がいなくなったナットレイが詰めて勝利。
どの対戦も対策が綺麗に嵌まった事で勝利数3、残ポケ数7で優勝。
こういったメタ張りが肝要なルールは得意なので準備から対戦まで非常に楽しく行う事が出来たが、そろそろ思考を読まれ始めそうなので次回は苦戦するかも。
2018 / 9 / 9 ドラフト大会備忘録 ドラフト指名編
2018 / 9 / 9 に開催されたドラフト大会の備忘録
ルール
2018/9/9 実施 ポケモン大会記事 : あなごみのポケモンずかん
指名の内訳
劇場版ポケットモンスター アーナゴンvsボコド - Google スプレッドシート
指名の方向性
・1巡目:メガシンカポケモンを指名。
・2~6巡目:獲得したメガシンカとの相性を鑑みながら、強タイプであるところの 炎/水/電気/地面/ドラゴン/鋼/フェアリー/飛行(浮遊で代替可)を指名。
・7~10巡目:1~6巡目で獲得できなかったタイプを拾いつつ、サポート能力の高いポケモンを何体か。1巡目でボーマンダを獲得できていなかった時のみ、この辺りのどこかの巡目でラティアスを指名。
1~6巡目に獲得したポケモンだけで充分に戦えるPTを目指し、不足した部分を7~10巡目に補う形。
実際に獲得したポケモン
・1巡目 ガルーラ
今回のルールに最も適性のあるメガシンカと睨んでいたボーマンダが直前に指名されてしまったため、次点として候補に挙げていたガルーラを獲得。
6世代ほどの爆発力は失ったものの、カスタマイズ性能の高さと、岩雪崩の怯みや氷技の凍結といった2連続攻撃によるラッキーパンチは健在。けれど、それはそのまま敵に回した時の厄介さに繋がるため、事故を防ぐ防御的な意味合いの指名と言える。
ちなみに指名を予定していたメガシンカポケモンは、上からボーマンダ>ガルーラ>ゲンガー>メタグロス>ギャラドス>バンギラス。
ゲンガーとメタグロスは7世代においてガルーラよりも強力なメガシンカと考えているものの、前者は命中不安な技が多く、後者は既に指名を終えている大将2人のPTに相性不安だったため優先順位を下げた。
・2巡目 ウルガモス
炎枠。ガルーラが誘うポケモンに軒並み強く、攻撃範囲も非常に優秀。
ハイスペック故に、この巡目を逃すと獲得が怪しかったため優先的に声を掛けた。
指名を予定していた炎枠はウルガモス>ヒートロトム>ウインディ>シャンデラ>ゴウカザル>エンテイ。
・3巡目 マンムー
地面枠。攻撃範囲の広さと、ボーマンダを初めとするドラゴン全般への牽制。
挑発、両壁、ステルスロックといったサポート性能と、耐久にゆとりがあるため突撃チョッキやゴツゴツメットを持たせることができる拡張性も評価対象。
指名を予定していた地面枠はマンムー>グライオン>ガブリアス>ラグラージ>ドリュウズ>ドンファン。
・4巡目 カプ・レヒレ
水/フェアリー枠。単体での性能の高さと、状態異常全般への誤魔化し。
指名を予定していた水枠はカプ・レヒレ>ギャラドス>ヤドラン>ウォッシュロトム>マリルリ>スイクン。
フェアリーはカプ・レヒレかカプ・テテフのどちらかが獲得できれば充分。場合によっては追加でカプ・ブルルかエルフーン。それ以外に入ってきたポケモンがいたとしても、それはフェアリーとしての働きを期待してのものではないはず。
・5巡目 カイリュー
ドラゴン/飛行枠。攻撃範囲。特性による行動保障。威力の高い先制技。
メタを張られていようとも1回(先制技を勘定に入れれば2回)動けるのが単純に強い。ガルーラ、ウルガモスとの縦の相性も優秀。
他に予定していたドラゴン枠はガブリアス>カイリュー>アーゴヨン>サザンドラ>ラティオス>ヌメルゴン。
「ドラゴン枠から誰を選ぼう」などと考えている次点でボーマンダは既に獲得されているだろうから考慮外。
・6巡目 ジバコイル
電気/鋼枠。耐性の多さ。頑丈による行動保障。磁力によるサイクルカット。
鋼タイプの中でも特に期待していたポケモンであり、メタグロスが獲得できなければ即ゲットしに行くくらいの気概で臨んでいた。優先的に指名されるポケモンではないため、実際にはこの巡目までズレこんでしまったけれど。
特性・頑丈を盾に攻撃、または壁張りがシンプルに便利であるものの、今回は特性・磁力に着目。ここまでに獲得しているポケモン達の多くが高耐久の鋼を苦手としており、それらを倒す、または削りを入れて一貫性を作ることができる磁力ジバコイルは必ず役立つと踏んでいた。
指名予定の鋼はメタグロス>ジバコイル>テッカグヤ>ドリュウズ>ハッサム>エアームド。このルールにおけるナットレイはメタを張られやすく跳ね返しにくいという考えがあり、指名の予定は一切無かった。
・7巡目 サーナイト
相手の天候PTや積み技に対する切り返しとしてトリックルームという選択肢が欲しかったため、残っているポケモンの中から吟味した結果サーナイトを起用する事に。
豊富な状態異常技、メガシンカすればそれなりに高い単体性能、エースを再利用する癒しの願い、相手次第で刺さる特性・トレースを評価してのことだったけれど、トリックルーム前提の起用であればブルンゲルなどのもっと鈍足なポケモンでも良かったかもしれない。
・8巡目 オニゴーリ
ハリボテという名の選出誘導枠。
試合に出すつもりは殆ど無く、相手の構成や選出をコントロールするための指名。
これにより、例えば相手チームのあなごみさんには呪いミミッキュと吹き飛ばしカバルドン、すっぴーさんにはロックブラスト持ちドサイドンと特性・すりぬけのシャンデラ、クロウさんのメタグロスにはアイアンヘッドとバレットパンチの両採用、アンノットさんには滅びの歌持ちニョロトノの起用を強制させ、そこから相性の良い努力値配分や取り巻きの構成を逆算して推測する事が可能だろう、ということ。
それが上手く決まったかは相手のみぞ知るところだけど、今回の様にメタ張りが肝要なルールにおいては誘導枠の存在が必須という思考。
・9巡目 ラティアス
実は当初から指名を予定していた切り札。高い素早さからの両壁、電磁波、追い風、癒しの願いといった豊富な補助技に加え、自身の攻撃範囲とメガ時の耐久力も秀逸。特に注目していたのが追い風という技で、誰かは使ってくるであろう砂ドリュウズや雨メガラグラージといった天候エースに対するメタとして非常に有用と考えていた。
1巡目の指名を終えた際、ガルーラは半ば誘導枠気味に扱う事になるという予感は存在していたため、裏エースとして採用。また、サポートに徹する場合でも、指名を予定していた全てのメガシンカと相性が良い。
・10巡目 テラキオン
ここまで獲得した9匹が中速に偏り気味だったため、少しでも素早く、かつ攻撃範囲もそこそこなポケモンを探したところ思いついた一体。実はステルスロックの他に両壁も張れるので割と器用。
大将が獲得したポケモンの中だけでも、あなごみさんのカバルドンとギルガルド、ぼこさんのクレセリアには簡単に止められてしまうものの、誘う相手がハッキリしているぶん毒々などの役割破壊を仕掛けやすいため然程問題無し。……と思っていたけれど、そもそもPTの素早さを上げるための起用なのにS108は中途半端すぎたので、いっそ130族やマニューラ辺りの方が有用だったかもしれない。少なくとも、素早さを意識するのであれば、最低でもゲッコウガを抜き去るポケモンにすべきだったかなと反省。
10匹の指名を終え、想定していた「6巡目までで充分に戦えるPTを形成し、7巡目以降にラティアス+サポート要員(誘導枠含む)」という図式はそれなりに綺麗に纏まったものの、テラキオンの項で触れたように、10体の中で最も素早いのがS110という足の遅さが気にかかる形に。S操作技を覚えるポケモンを意識的に取り揃えているため、戦略でカバーする心構えで挑む事とした。