2018 / 9 / 9 ドラフト大会備忘録 ドラフト指名編
2018 / 9 / 9 に開催されたドラフト大会の備忘録
ルール
2018/9/9 実施 ポケモン大会記事 : あなごみのポケモンずかん
指名の内訳
劇場版ポケットモンスター アーナゴンvsボコド - Google スプレッドシート
指名の方向性
・1巡目:メガシンカポケモンを指名。
・2~6巡目:獲得したメガシンカとの相性を鑑みながら、強タイプであるところの 炎/水/電気/地面/ドラゴン/鋼/フェアリー/飛行(浮遊で代替可)を指名。
・7~10巡目:1~6巡目で獲得できなかったタイプを拾いつつ、サポート能力の高いポケモンを何体か。1巡目でボーマンダを獲得できていなかった時のみ、この辺りのどこかの巡目でラティアスを指名。
1~6巡目に獲得したポケモンだけで充分に戦えるPTを目指し、不足した部分を7~10巡目に補う形。
実際に獲得したポケモン
・1巡目 ガルーラ
今回のルールに最も適性のあるメガシンカと睨んでいたボーマンダが直前に指名されてしまったため、次点として候補に挙げていたガルーラを獲得。
6世代ほどの爆発力は失ったものの、カスタマイズ性能の高さと、岩雪崩の怯みや氷技の凍結といった2連続攻撃によるラッキーパンチは健在。けれど、それはそのまま敵に回した時の厄介さに繋がるため、事故を防ぐ防御的な意味合いの指名と言える。
ちなみに指名を予定していたメガシンカポケモンは、上からボーマンダ>ガルーラ>ゲンガー>メタグロス>ギャラドス>バンギラス。
ゲンガーとメタグロスは7世代においてガルーラよりも強力なメガシンカと考えているものの、前者は命中不安な技が多く、後者は既に指名を終えている大将2人のPTに相性不安だったため優先順位を下げた。
・2巡目 ウルガモス
炎枠。ガルーラが誘うポケモンに軒並み強く、攻撃範囲も非常に優秀。
ハイスペック故に、この巡目を逃すと獲得が怪しかったため優先的に声を掛けた。
指名を予定していた炎枠はウルガモス>ヒートロトム>ウインディ>シャンデラ>ゴウカザル>エンテイ。
・3巡目 マンムー
地面枠。攻撃範囲の広さと、ボーマンダを初めとするドラゴン全般への牽制。
挑発、両壁、ステルスロックといったサポート性能と、耐久にゆとりがあるため突撃チョッキやゴツゴツメットを持たせることができる拡張性も評価対象。
指名を予定していた地面枠はマンムー>グライオン>ガブリアス>ラグラージ>ドリュウズ>ドンファン。
・4巡目 カプ・レヒレ
水/フェアリー枠。単体での性能の高さと、状態異常全般への誤魔化し。
指名を予定していた水枠はカプ・レヒレ>ギャラドス>ヤドラン>ウォッシュロトム>マリルリ>スイクン。
フェアリーはカプ・レヒレかカプ・テテフのどちらかが獲得できれば充分。場合によっては追加でカプ・ブルルかエルフーン。それ以外に入ってきたポケモンがいたとしても、それはフェアリーとしての働きを期待してのものではないはず。
・5巡目 カイリュー
ドラゴン/飛行枠。攻撃範囲。特性による行動保障。威力の高い先制技。
メタを張られていようとも1回(先制技を勘定に入れれば2回)動けるのが単純に強い。ガルーラ、ウルガモスとの縦の相性も優秀。
他に予定していたドラゴン枠はガブリアス>カイリュー>アーゴヨン>サザンドラ>ラティオス>ヌメルゴン。
「ドラゴン枠から誰を選ぼう」などと考えている次点でボーマンダは既に獲得されているだろうから考慮外。
・6巡目 ジバコイル
電気/鋼枠。耐性の多さ。頑丈による行動保障。磁力によるサイクルカット。
鋼タイプの中でも特に期待していたポケモンであり、メタグロスが獲得できなければ即ゲットしに行くくらいの気概で臨んでいた。優先的に指名されるポケモンではないため、実際にはこの巡目までズレこんでしまったけれど。
特性・頑丈を盾に攻撃、または壁張りがシンプルに便利であるものの、今回は特性・磁力に着目。ここまでに獲得しているポケモン達の多くが高耐久の鋼を苦手としており、それらを倒す、または削りを入れて一貫性を作ることができる磁力ジバコイルは必ず役立つと踏んでいた。
指名予定の鋼はメタグロス>ジバコイル>テッカグヤ>ドリュウズ>ハッサム>エアームド。このルールにおけるナットレイはメタを張られやすく跳ね返しにくいという考えがあり、指名の予定は一切無かった。
・7巡目 サーナイト
相手の天候PTや積み技に対する切り返しとしてトリックルームという選択肢が欲しかったため、残っているポケモンの中から吟味した結果サーナイトを起用する事に。
豊富な状態異常技、メガシンカすればそれなりに高い単体性能、エースを再利用する癒しの願い、相手次第で刺さる特性・トレースを評価してのことだったけれど、トリックルーム前提の起用であればブルンゲルなどのもっと鈍足なポケモンでも良かったかもしれない。
・8巡目 オニゴーリ
ハリボテという名の選出誘導枠。
試合に出すつもりは殆ど無く、相手の構成や選出をコントロールするための指名。
これにより、例えば相手チームのあなごみさんには呪いミミッキュと吹き飛ばしカバルドン、すっぴーさんにはロックブラスト持ちドサイドンと特性・すりぬけのシャンデラ、クロウさんのメタグロスにはアイアンヘッドとバレットパンチの両採用、アンノットさんには滅びの歌持ちニョロトノの起用を強制させ、そこから相性の良い努力値配分や取り巻きの構成を逆算して推測する事が可能だろう、ということ。
それが上手く決まったかは相手のみぞ知るところだけど、今回の様にメタ張りが肝要なルールにおいては誘導枠の存在が必須という思考。
・9巡目 ラティアス
実は当初から指名を予定していた切り札。高い素早さからの両壁、電磁波、追い風、癒しの願いといった豊富な補助技に加え、自身の攻撃範囲とメガ時の耐久力も秀逸。特に注目していたのが追い風という技で、誰かは使ってくるであろう砂ドリュウズや雨メガラグラージといった天候エースに対するメタとして非常に有用と考えていた。
1巡目の指名を終えた際、ガルーラは半ば誘導枠気味に扱う事になるという予感は存在していたため、裏エースとして採用。また、サポートに徹する場合でも、指名を予定していた全てのメガシンカと相性が良い。
・10巡目 テラキオン
ここまで獲得した9匹が中速に偏り気味だったため、少しでも素早く、かつ攻撃範囲もそこそこなポケモンを探したところ思いついた一体。実はステルスロックの他に両壁も張れるので割と器用。
大将が獲得したポケモンの中だけでも、あなごみさんのカバルドンとギルガルド、ぼこさんのクレセリアには簡単に止められてしまうものの、誘う相手がハッキリしているぶん毒々などの役割破壊を仕掛けやすいため然程問題無し。……と思っていたけれど、そもそもPTの素早さを上げるための起用なのにS108は中途半端すぎたので、いっそ130族やマニューラ辺りの方が有用だったかもしれない。少なくとも、素早さを意識するのであれば、最低でもゲッコウガを抜き去るポケモンにすべきだったかなと反省。
10匹の指名を終え、想定していた「6巡目までで充分に戦えるPTを形成し、7巡目以降にラティアス+サポート要員(誘導枠含む)」という図式はそれなりに綺麗に纏まったものの、テラキオンの項で触れたように、10体の中で最も素早いのがS110という足の遅さが気にかかる形に。S操作技を覚えるポケモンを意識的に取り揃えているため、戦略でカバーする心構えで挑む事とした。